3つの動画プロモーションの成功事例、それぞれの特徴

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promotion年々、動画プロモーションに力を入れる企業が増えており、大企業から零細企業、そして地方自治体など、様々な方面で成功事例が生まれています。そんな成功事例の影響もあって”動画を活用したい”という企業は日々増え続けています。

しかしそのような企業の中には、”とにかく動画を活用したい”という手段ありきのプロモーション設計にハマり込んでいて、最も大事な”動画を使ってどんな目的を達成したいのか”、”何のために動画を活用するのか”という基本的なマーケティング方針が抜け落ちていたりします。

あくまでも動画はマーケティング、プロモーション施策の1手段でしかありません。何のために動画を使うのかが明確でないと、せっかく作った動画が無駄になってしまいます。そんな無駄骨を折らないためにも、プロモーションの基本戦略をしっかりと練り、そして、どんな目的を叶える時に動画が有効なのかを理解しておくことが大切です。

そこで今回は、3つのパターンの成功事例をご紹介したいと思います。それぞれ次のような点で成功した動画プロモーションの事例です。

  • バズで多くの人に見て知ってもらう
  • 直接的な売上に貢献する
  • 顧客のエンゲージメントを高める

では、1つ1つ見ていきましょう。

知られていないハウツーを披露してバズ動画に!知名度UP!

一つ目がバズ動画です。バズというのは簡単に言うと、ネット上で大きく話題になるということです。

事例として取り上げた動画は2010年に掲載された動画で、肩こりの解消法を伝える内容です。いわゆるハウツーものですね。確か2012年くらいから話題になり、現在、再生回数は100万回を超えています。

普通の家庭用ビデオカメラで撮影し、編集はしておらずテロップも入っていません。撮った素材をそのままアップしたものです。恐らくバズ目的で作ったものではなく、”YouTubeの説明欄に記載したリンクから自社サイトへ流入があればいいな”ってくらいの軽い気持ちで作ったものだと思います。それが、再生回数100万回以上。コスト0円で再生回数100万回は素晴らしいですね!

この動画の説明欄にあるリンクをたどると、「さとう式リンパケア」というブログに辿りつきます。グーグルトレンドで「さとう式リンパケア」というワードを調べると、2012年から検索数が大きく上昇し始め、2015年に入ってからさらに加速度的に上昇しているのが分かります。1つの低予算動画がバズって、一気に知名度が上がった理想的な事例です。

バズった理由は「多くの人が抱える悩みを解決できるハウツー」で、しかも「これまで知られていなかった方法」で、「とっても簡単な方法」だからでしょう。さらに、「被写体がカワイイ女性」で、「彼女のリアクションが良かった」という点も大きいと思います。

動画で売上アップ!性能を面白く分かりやすく説明した事例

続いては、売上に大きく貢献した動画です。先の事例の肩こり動画も、もちろん売り上げに繋がったでしょうが、こちらの動画はもっと直接的に、売り上げUPに貢献した動画です。

内容は、口臭を解消するための「舌ブラシ」について語る商品紹介動画。制作費わずか500ドル(約6万円)で作られたこの動画は、2千万回以上の再生回数になり、商品の売り上げは販売開始からわずか1年で100万ドル(約1億2千万円)に達したそうです。

非常に話題になった動画なので、知っている人も多いでしょう。

動画の構成
・口臭がないと思っている人ほど口臭を持っている場合があると伝え、口臭は自分の問題であるのだと認識させる。
・スプーンを使った、口臭の有無を調べる方法を紹介。
・口臭予防に必要なのは歯ブラシではなく「舌ブラシ」。舌のバクテリアを除去できるから、舌ブラシが有効なのだと説明。

ついついシェアしたくなるような楽しさが有りつつ、なぜ口臭が発生するのかを説明し、商品の特徴・セールスポイントを分かりやすく伝えている点が優れています。

ファンの理解を向上させた!日産自動車の動画プロモーション

最後の事例が日産自動車に関する事例です。日産自動車は結構本格的にソーシャルやオウンドメディアの運営に力を入れているのですが、その一つに「にっちゃん企画」というものがあります。

日産自動車というお硬いイメージとは程遠い、かなり柔軟で面白い企画をたくさん行っています。その一つに「スカイライン乗らず嫌い試乗会」というものがあります。

スカイラインはモデルチェンジしたことで「昔のほうが良かった」というネガティブな意見を沢山もらったことがある車種。それなら逆にそういった批判的な人に乗ってもらおうじゃないかと考えられた企画です。

nissan-skyline

日産:新型スカイライン乗らず嫌い試乗会 by にっちゃん

日産自動車のことを知っていて昔のスカイラインが好きだったという人も、更に日産自動車のファンにすることができました。この動画企画により、多くのエンゲージメントを獲得したと言えるのではないでしょうか。

成功事例から見る、動画プロモーションの特徴とは

以上の3つの事例を見ていただきましたが、これらの3つの成功事例から見られる動画プロモーションの特徴とは何でしょうか?いろいろな見方はあるかと思いますが、今回取り上げた事例には次の2つの共通点があります。

  • 人が出演している
  • 動画が長すぎない

人が出演することでリアルに、そして身近なものに感じられます。商品やサービスの説明であればインフォグラフィックス動画、アニメーション動画でもいいのですが、人の出ている動画の方が話題になりやすい傾向があります。

そして動画の長さです。動画は長くなるほど離脱傾向は高まります。もちろん、内容次第では長尺の動画でも話題になることは十分可能ですし、視聴者に何か行動してもらいたい場合は、長尺の方が強い効果を発揮します。しかし単純に、動画をバズらせたい、動画をきっかけにサイトに来て欲しいなどの場合は、短尺の方が相性はいいです。
マーケティング用語にAIDMA、AISASがありますが、どのフェーズで使う動画なのかを考える必要があります。各フェーズによって、相性の良い尺が変わってくるのです。簡単にいえば、出発点に近いほど短尺がよく、ゴールに向かうほど長尺との相性が良くなります。

以上、3つの事例を見てもらいましたがいかがでしたか?ぜひあなたの動画マーケティングにお役に立てればと思います。

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