なぜ新卒採用に動画活用で採用コスト・ミスマッチ減?
先日書いた三幸製菓の「おせんべい採用」に関する記事の中で、学生に”おせんべい愛”を表す動画などを投稿してもらい、それを選考の材料にしているとお伝えしましたが、この”作品応募”型選考はますます増えそうです。
新卒採用に動画は欠かせなくなる
5月17日、人材サービスのエン・ジャパンは企業の新卒採用を支援するため、学生が撮った動画を選考に活用してもらう新しいサービスを発表しました。
日経新聞
//www.nikkei.com/article/DGXLZO86913960X10C15A5TJC000/
仕組みはというと、学生がスマートフォンなどで約1分の動画を撮影し、専用サイトに登録。その動画を人事担当者が見て、どの学生を面接に呼ぶかを決める。1次面接の前の「0.5次面接」として位置づけています。
動画を活用することで選考過程が効率化し、採用コストの削減になる。また、学生にとっても、無駄に面接に行く必要がなくなり、時間とお金の節約になります。企業・学生双方にとってプラスの効果。「0.5次面接」を取り入れる企業は、今後増えそうです。
コスト削減だけでなく理想的な人材が採用できる
「おせんべい採用」の記事でも書きましたが、本気で入社したいと思う会社でないと、採用担当者の目を惹くような“面白い動画”を作ることは難しいです。だから、学生の本気度を測るという意味で、動画を投稿してもらう方法は非常に有効だと思います。
また、これまで学生が面接で語っていた特技やクラブ活動のようなの話も、動画で見せれば一目瞭然。アクロバティックなスカイダイビングが得意なら、大空を優雅に落下していく動画を見せる以上に説得力のある方法はありません。
さらに、情報を発信する能力が欠かせなくなっている今、”見応えのある動画を作れる”という人材は、企業に欠かせない人材です。情報発信能力があるかどうかを見分ける手段としても有効です。
採用のミスマッチをなくすためにも、「0.5次面接」は欠かせなくなってきます。その時、動画は非常に有効なツールとなります。