ワイヤーハーネス製造会社/リクルート用動画

ドキュメンタリー手法で
ウソのない言葉・表情を
切り撮る。

この会社の1番の魅力は人間関係の良さ。その特徴を前面に打ち出した内容。
どういう仕事に就きたいのか、明確な進路がまだ決まっていない新卒高校生に
少しでも興味を持ってもらうことをねらいました。

制作内容 企画・構成/撮影ディレクション/編集/ BGM選曲
クライアント 株式会社小寺製作所
制作期間 撮影2日/打ち合わせから納品まで約2ヶ月
参考予算 70~80万円
活用媒体 ホームページ、会社説明会

課題・ご相談内容

高校新卒者をターゲットにした採用動画を作成したい。

Making Story メイキングストーリー

魅力を見つける

初回の打ち合わせで、社長さまと総務部長さまを相手にヒアリングを行ったところ、会社の魅力として「働きやすい環境整備に力を入れている」「肉体的にきつい仕事ではないが、給料は比較的にいい」などの福利厚生に関する意見が挙がりました。しかし、どれも漠然としていて、魅力として少し弱く感じるものでした。

そこで、実際働いている従業員の方々に、小寺製作所さまの良さ、なぜここで働こうと思ったか、改善して欲しいことなどのアンケートを取りました。

その結果、圧倒的に多かった回答は「コミュニケーションが取れていて、人間関係がよい」ということ。この結果から動画の内容は、小寺製作所さまのよさをインタビュー形式で、従業員に語ってもらうということが決まりました。人間関係がよいと言うのは、会社にとって強力な魅力であり、新卒高校生が就職先を選ぶ際の判断基準で最重要とするものの1つだったからです。

ウソのない言葉・表情が会社のストーリーを物語る

インタビューにおいては、リアリティさを出すことに強く気を配りました。もし、セリフを喋っているようなインタビューになると、会社に言わされている感じが出るからです。思っていることや感じたことを自分の言葉で話す。そのこと自体が、小寺製作所さまの魅力を表すことにつながります。

そこで、撮影当日に聞く質問8個を事前に伝え、インタビュー出演される方々にどういう話をするのか、大まかな要素だけを考えておいて欲しい、けっして話す内容を一字一句覚えようとしないで欲しいとお願いしました。

実は、この8個の質問の中で「仲の良さ」を引き出すための質問は2個だけで、残り6個はどうでもいい質問でした。もし、「仲の良さ」を引き出す2個の質問だけだと、1字1句セリフのように覚えてくる人が出ると思ったからです。それを避けるために、編集で使うつもりのない6個の質問を混ぜました。

他には「仲の良さ」を表現するにあたり、横のつながりと縦のつながりの両方を伝えることに気を配り、「仲の良さ」が会社の成長原動力になっていて、会社の成長と共に従業員が成長していることを表現できるよう注力しました。その際、直接的な言葉で語るのではなく、従業員の表情・間接的な言葉・動画全体の雰囲気によって伝えることに気を配りました。すべてを直接的に語ってしまうと、自画自賛的な嫌らしさが出てしまうからです。