業務用調理器/PR動画

顧客の立場になって
情報を厳選し、
ストーリーにして、
製品の良さを伝える。

飲食店に対して、最新の調理機器が支えとなることを分かりやすく表現しました。
特定の商品のPRではなく、スチコンというカテゴリーを訴求した動画です。

制作内容 構成/撮影ディレクション/編集/BGM選曲
クライアント 東京ガスコミュニケーションズ株式会社
制作期間 撮影1日/ 打ち合わせから納品まで約3ヶ月
参考予算 80~100万円
活用媒体 ホームページ、店頭モニター

課題・ご相談内容

スチームオーブンレンジという製品カテゴリーをPRしたい。

Making Story メイキングストーリー

コロナ禍、大打撃を受けた飲食業界

お客さまからお話を頂いたのは、日本中の飲食店がコロナで大打撃を受けていた2020年11月頃。当時、テイクアウトメニューの開発や店舗運営の合理化に向けて、複数の調理を1台で出来るスチームコンベクションオーブンを購入する飲食店が増加していました。
そのトレンドをとらえ、スチームコンベクションオーブンという商品カテゴリーをPRしたいと、業務用調理家電を取り扱う多くのメーカーは考えていました。

自分に関係あると思わせる

スチームコンベクションオーブンには、飲食店に対するメリットは数多くありました。それらのメリットをいかに分かりやすく伝えるか、そして、自分ごととして見てもらえるかがポイントでした。
そこでまずは多数あるメリットをカテゴリー分けして、伝えるべき情報を絞り込むことにしたのですが、これが大変。メリットに優劣をつけ、どういうカテゴリーに分類すれば分かりやすくメリットを伝えることができるか?そのカテゴリー選別とメリットの選別に悩みました。
その結果、「調理に関すること」「作業効率に関すること」「厨房環境に関すること」の3つのカテゴリーに分け、このなかに入らないメリットは、店舗スタッフさんに直接伝えてもらうことにしました。

また自分ごととして見てもらうためにとった手法は、全体を通して「飲食店の方々が抱えている問題を解決してあげますよ」という構成です。動画のファーストシーンではコックさんの写真と飲食店の方が抱えているだろう悩みを提示し、この動画のターゲットは誰なのかハッキリと示しました。飲食店の方に「これは自分に関係する情報だ」と、自分ごととして受け止めてもらう工夫をファーストカットから盛り込みました。

細部にこだわる

実は、冒頭のコックさんの写真は、吟味に吟味を重ねた上で決めました。大打撃を受けている飲食店の方に向けて、あまりにポップな感じの写真だと自分ごととして見てもらえない。とはいえ深刻すぎる表情の写真も避けられると思いました。その思いから、問題は抱えているけど、しっかりと静かに前を向いている表情の写真を選びました。